２０市町村すべてで策定　後志管内の働き方改革計画　本紙調査

（市町村 2018-08-30付）

　【小樽発】後志管内二十市町村すべてで、教員の働き方改革に関する行動計画が策定された。本紙調査で明らかになった。七月中旬から下旬にかけて黒松内町、倶知安町、神恵内村、積丹町が策定し、全市町村で策定を完了した。このうち、積丹町では、部活動の指導時間について、平日の場合、四月から九月までは午後六時、十月から翌年三月までは午後五時三十分までとした。土・日曜日や祝日、長期休業中は正午までと設定した。

　道教委はことし三月、学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」を策定。全道の学校で、教員が子どもと向き合う時間を確保するため、働き方改革に向けた業務改善の方向性を示した。

　後志管内では、四月に島牧村、喜茂別町、赤井川村が先んじて教員の働き方改革に向けた行動計画を策定。その後も、各市町村が順次行動計画を策定した。

　七月五日時点で、十六市町村が策定済＝七月九日付１面既報＝。策定予定や策定準備中であった黒松内町、倶知安町、神恵内村、積丹町の三町一村の行動計画が七月三十一日までに、すべて策定された。

　このうち、積丹町では、部活動の指導時間について、平日は、四月から九月までが午後六時、十月から翌年三月までが午後五時三十分まで。また、土・日曜日や祝日、長期休業中は正午までと設定した。

　後志管内では、すべての市町村で北海道アクション・プランに基づき、三十二年度までに一週間当たりの勤務時間が六十時間を超える教員をゼロとすることを目標としている。

　部活動の休養日や指導時間の設定に関しては、北海道アクション・プランに準ずるか、スポーツ庁のガイドラインに準ずるかで市町村の対応が分かれた。

(市町村 2018-08-30付)