【解説】７月末の少年非行等概況―道警

（解説 2018-08-28付）

　道警本部は、ことし七月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、七月末時点で五百六十六人（うち女子百三十人）。前年同期比百十九人、一七・四％減少した。

　内訳は、刑法犯が百十五人減の四百九十一人（同百十八人）、特別法犯が四人減の七十五人（同十二人）。

　飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年は、六十五人、〇・八％減の七千九百七人（同二千百三十一人）が補導された。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が七十三人減の三百十九人で、全体の六五・〇％を占めた。窃盗犯の手口別では、万引きが七十四人減の二百二十五人で、最も高い割合（七〇・五％）だった。

　また、学職別では小学生が三十二人減の百七人、中学生が五十四人減の百九人。小・中学生で全体の四四・〇％を占めた。高校生は十人増の百五十九人で、全体の三二・四％。このほか、その他の学生が前年同数の三十九人、有職少年が二十二人減の五十一人、無職少年が十八人減の二十五人となった。

　特別法犯で検挙・補導された七十五人の法令別内訳は、児童売春・児童ポルノ禁止法が一人減の二十三人、軽犯罪法が八人増の十人、売春防止法が六人減の四人などとなった。

　薬物乱用少年の検挙・補導数は、四人増の六人だった。

　少年の福祉を害する福祉犯では、検挙人員が三十人減の百四十六人。内訳は児童売春・児童ポルノ禁止法が六人減の七十一人、育成条例違反が十五人減の五十七人、風俗営業適正化法違反が二人減の二人などとなった。

　また、被害に遭った少年は百三十人で、このうち、児童生徒が百十人と、全体の八四・六％を占めた。

(解説 2018-08-28付)