芦別市と星槎国際高がコラボ　防災教育の取組事例を評価　「循環のみち下水道賞」受賞

（学校 2018-10-05付）

　【岩見沢発】芦別市と星槎国際高校（本部校・芦別、前田豊校長）は、第十一回国土交通大臣賞（循環のみち下水道賞）広報・教育部門を受賞した。下水道の効果的な広報活動や環境・防災教育等の取組として認められた事例を表彰するもの。行政と高校がコラボレーションした取組が高い評価を受けた。

　循環のみち下水道賞は、二十年度に創設された国土交通大臣表彰。

　健全な水環境、資源・エネルギー環境を生み出す二十一世紀の下水道のコンセプト「循環のみち下水道」に基づく優れた取組を表彰している。

　同校本部校の生徒は二十八年、学習活動の一環として、市が有する全国でも珍しい星座マンホールに着目した地域活性化策「芦別再盛！“芦別マニア”」について提言。マンホールを通して芦別を広く知ってもらうため、七種類の星座マンホールの缶バッジを製作したことなどを紹介した。

　市でも、供用開始から二十五周年を迎えた下水道事業をＰＲしようと、約一年間にわたり同校とコラボレーション。ともに記念缶バッジやマンホールマップづくりに取り組んだほか、全校生徒向けに下水道に関する授業を実施した。

　こうした活動が評価され、循環のみち下水道賞広報・教育部門を受賞した。九月上旬に東京都内で行われた表彰式にはで生徒会副会長の田中結衣さん（三年）が出席。市と同校を代表して石井啓一国土交通大臣から賞状を受け取り、取組内容を発表した。

(学校 2018-10-05付)