中標津高が創立７０周年記念式典　良き伝統を継承・発展　関係者集い節目の年祝う

（学校 2018-10-04付）

合唱部による記念演奏が行われた

　【根室発】中標津高校（相澤英樹校長）の創立七十周年記念式典が九月二十二日、中標津町総合文化会館しるべっとで執り行われた。全校生徒やＰＴＡ、教職員、教育関係者などが出席し、七十周年の節目を祝った。

　同校は、昭和二十三年八月に全日制課程普通科一学級の中標津村立中標津高校として設置許可を受け、その年の十二月に、定時制課程普通科一学級を設置。翌二十四年には、道立移管し、全日制普通科二学級、定時制普通科一学級の中標津高校と改称し現在に至っている。

　創立から二十周年を迎えた昭和四十三年には、「剛健進取、友愛求真、自主獨立、社會有為」の生徒指標を設定。これまで、社会の変遷に沿いながら、文武両道を貫き、全国各地に一万六千人を超える卒業生を輩出してきた。

　冒頭、式辞に立った相澤校長は「本校で学んでいることを誇りとし、これまで、諸先輩が築いてきた良き伝統を継承するとともに、この節目を自己を高める機会としてほしい。伝統を受け継ぐということは、この時代、この瞬間を一人ひとりが精一杯生きること。今を精一杯生きるということは、夢に向かって、全力で努力すること」と強調。

　さらに、「生徒一人ひとりが夢に向かって努力する限り、中標津高は輝き続ける」とし、今後の活躍に期待し、道東の高校教育をリードする、真の伝統校づくりに全力で取り組む決意を新たにした。

　このあと、根室教育局の藤田寿香局長、中標津町の西村穣町長が祝辞を述べ、同校のさらなる発展に期待を寄せた。

　また、生徒を代表して生徒会長の加藤香帆奈さんが、同校の歴史と伝統を受け継ぎ努力していく気持ちを表した。

　式典の初めには吹奏楽部、式典終了後には合唱部による記念演奏が行われた。

(学校 2018-10-04付)