道高校産業教育意見・体験発表大会　三笠高・村木さん最優秀　専門高校の経験や思い伝える

（関係団体 2018-10-25付）

各部会の予選を勝ち抜いた１４人が出場した

　道産業教育振興会（高井修会長）は十六日、江別高校で道高校産業教育意見・体験発表大会を開いた。道内の専門高校で学ぶ生徒十四人が高校生活での経験、将来の思いを発表。審査の結果、三笠高校三年生の村木宏寧さんの発表「これまでのわたしこれからのわたし」が最優秀賞に輝いた。

　道内の専門高校に学ぶ生徒が、日ごろの学習で学んだ内容について意見や体験を発表するとともに、意見交換や交流を行うことで関係者の認識を深め、産業教育の充実・振興に寄与することがねらい。各部会の予選を勝ち抜いた十四人が参加した。

　開会に当たり、福井誠理事長があいさつ。自身の考えや学習の成果を他者に伝えることや発表体験の大切さを伝え「練習の成果をいかんなく発揮し、専門高校の魅力を伝えてほしい」と呼びかけた。

　続いて、来賓として道教委高校教育課の諸橋宏明主幹が登壇。社会全体で産業の担い手を育てることが本道の重要な課題となっているとし「もてる力を結集して課題を乗り越えることができるよう、心がけて自分を磨いて」とエールを送った。

　開会式のあと、農業、工業、商業、水産、家庭、看護、総合に関する学科の生徒十四人が高校生活での経験、学んだこと、将来の思いを発表。交流会では、自校や所属学科の特徴や魅力、主な進路先などを紹介した。

　審査の結果、三笠高三年の村木さんの発表が最優秀賞を受賞。函館商業高校二年生の濱谷さりあさん、帯広南商業高校三年生の山川穂乃果さんの発表が優秀賞を受賞した。

　大会結果はつぎのとおり。＝敬称略＝

▼最優秀賞＝「これまでのわたしこれからのわたし」（三笠三年・村木宏寧）

▼優秀賞＝「一視同仁の心」（函館商業二年・濱谷さりあ）、「私を変えてくれた高校生活」（帯広南商業三年・山川穂乃果）

▼努力賞＝「製菓に出会えて」（真狩三年・佐伯浩）、「ご当地加工品開発へのアプローチ～鉾田市“あん食”販売への第一歩」（酪農学園大学附属とわの森三愛三年・藤田ももみ）、「コミュニケーションがもたらす効果～患者様との“信頼関係”を築くために」（美唄聖華三年・岸夏梨、「図面の大切さ」（小樽未来創造三年・相原悠希）

(関係団体 2018-10-25付)