道民全体で子ども育成 北海道教育の日 記念行事開く 実践発表行い機運醸成(関係団体 2018-11-05付)
柴田会長は、一連の取組が全道各地に広がるよう祈念した
「北海道教育の日」道民運動推進協議会(柴田達夫会長)は一日、ホテルライフォート札幌で「北海道教育の日」第十一回制定記念行事を開いた。テーマ「あなたはだれかのために、何ができますか?~子どもたちに“共に歩もうとする力”を!」のもと、実践発表を実施。約百三十人が参加し、道民全体で未来を担う子どもたちを育成する機運を盛り上げた。
「北海道教育の日」は、学校や教員をはじめ、保護者や地域住民など、すべての道民が教育に関する理解と関心を高め、家庭・学校・地域・行政が一体となって、道民全体で未来を担う子どもたちを育てていくきっかけとする日として、十八年十一月十一日に制定。ことしで十三年目を迎えた。
その趣旨に適応する取組を「協賛事業」と位置付け、毎年十月から十一月を、関連行事を集中的に行う「強調月間」と設定。本年度は、過去最高を記録した前年度を上回る一万七千百十五件の実施を予定している。
開会に当たり、柴田会長があいさつ。今後も「北海道教育の日」の取組を通じて、より多くの道民と思いを一つに、本道の未来を担う子どもたちの健やかな成長を育む取組が全道各地に広がるよう祈念した。
来賓あいさつに立った道教委の佐藤嘉大教育長は、道において、人口減少や少子高齢化の進行が進む一方で、グローバル化や高度情報化などの急速な社会変化に直面していることにふれ「このような変化の激しい時代に北海道が将来にわたり発展していくためには、地域を支える人材育成を担う教育の役割は大変重要」と指摘した。
その上で、北海道の教育において、今後、特に道教委が力を入れていく取組として、①新学習指導要領への対応②教員の働き方改革の推進―の二点を提示。①については「今後、小学校英語の教科化やプログラミング教育の円滑な推進に向け、各学校への積極的な支援に努めたい」とし、②については「スクール・サポート・スタッフや部活動指導員の配置、学校閉庁日の設定などの施策をしっかりと検証し、さらに改善を図りながら学校における働き方改革を着実に進めていきたい」と述べた。
このあと、㈱ハルキの鈴木正樹企画・開発室長が「木育で地域をつなぐ~森小学校(森町)天板交換プロジェクト」、北広島市教委の冨田英禎小中一貫教育課長が「北広島市立西部小・中学校9年間の学び」と題して実践発表した。
(関係団体 2018-11-05付)
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