参加と共同の学校づくり　道高教組が第234回中央委員会

（関係団体 2018-11-09付）

　道高教組（尾張聡中央執行委員長）は十月二十七日と二十八日、札幌市内の道高校教職員センターで第二百三十四回中央委員会を開いた。第一号議案「当面する諸闘争の取組」では、本年度後半の具体的な取組を決定。「教職員の教育の自由を確立し、子どもを権利主体として尊重する主権者教育を実践し、参加と共同の学校づくりを進める」ことをはじめ、ゆきとどいた教育を進めるため「教育全国署名の目標の八万筆達成を目指す」ことなどを掲げた。

　委員会では、尾張中央執行委員長があいさつ。北海道胆振東部地震にふれ「非常事態に遭遇して、自分や家族の命を守ることが何より大事」とし、教職員として「生徒の命と安全を守ること、同僚や近所の住民などに心を寄せることが大切」と呼びかけた。

　道高教組の組織の在り方について、「組織的な困難をどう打開し、前進を切り拓いていくか。長期的視野や中期的展望、短期的な取組が必要」と強調した。

　議事に入り、第一号議案「当面する諸闘争の取組」では、本年度後半の具体的な取組を決定。

　憲法と教育の条理に根ざした教育を実現する取組として「教職員の教育の自由を確立し、子どもを権利主体として尊重する主権者教育を実践し、参加と共同の学校づくりを進める」ことなどを掲げた。

　ゆきとどいた教育を進めるため「教育全国署名の目標の八万筆を達成を目指す」「定員・教育予算等に関する要求書を提出し、教育条件の改善を求める」ことなどの取組を挙げた。

　教職員の勤務状況にかかわっては「実効ある超勤解消に向けて、業務の精選・削減など具体的な課題を職場で話し合い、合意形成を図る。賃金・予算交渉で勤務時間の割り振りの対象業務拡大を求める」「“北海道・道立学校にかかる部活動方針”の策定に向けて、支部・分会で部活動の在り方について議論を進める」ことなどを具体的な取組として掲げた。

(関係団体 2018-11-09付)