【解説】警察活動に関する意識調査

（解説 2018-11-19付）

　道警は「警察活動等に関する道民の意識調査」の結果をまとめた。地域の警察に、特に力を入れて取り締まってほしい犯罪について「空き巣などの住宅等に侵入して物を盗む犯罪」と回答した人が最多。また、インターネットの利用に関して、「不正アクセス、ウイルス感染、個人情報の流出」に最も不安を感じていることが分かった。

　意識調査は、道警における重要課題や主要施策について、広く道民のニーズを把握し、各種施策に反映させ、より効果的な各種警察活動を推進するために実施しているもの。ことし七月、道内の運転免許試験場に免許の更新に訪れた人から無作為に抽出した一千二百四十一人（有効回答者数一千百九十八人）を対象に行った。

　調査結果をみると、「住まいの地域の警察に、特に力を入れて取り締まってほしい犯罪はなにか」と尋ねたところ、「空き巣などの住宅等に侵入して物を盗む犯罪」が四二・一％で最多。次いで「誘拐、子どもの連れ去りやいたずら」「自動車、オートバイ、自転車などの乗り物を盗む犯罪や車内から物を盗む犯罪」「飲酒運転やひき逃げなどの悪質・危険な交通法令違反」などと続いた。

　また、交通事故に遭わないよう、夜間歩くときや自転車を利用する際に反射材用品やライトなどを着用しているか質問したところ、「反射材用品等を持っていない」が最も多く、全体の六八・五％を占めた。

　インターネットの利用について、感じる不安では、「不正アクセス、ウイルス感染、個人情報の流出」が最も多い六六・九％。以下、「架空請求・ワンクリック詐欺」「ネットバンク預貯金の不正送金、クレジットカード情報の不正利用」「オンラインショップ詐欺、オークション詐欺」などの順となった。

(解説 2018-11-19付)