【解説】10月末の少年非行等概況―道警
(解説 2018-11-28付)

 道警本部は、ことし十月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、十月末時点で九百八十一人(うち女子二百九人)。前年同期比百四十四人、一二・八%減少した。

 内訳は、刑法犯が百四十六人減の八百六十一人(同百八十九人)、特別法犯が四人増の百二十人(同二十人)。

 飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年は、一千五百三十六人、一〇・七%減の一万二千八百八十五人(同三千四百七十八人)が補導された。

 刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が九十三人減の五百五十九人で、全体の六四・九%を占めた。窃盗犯の手口別では、万引きが六十九人減の三百九十三人で、最も高い割合(七〇・三%)だった。

 また、学職別では小学生が四十七人減の二百一人、中学生が六十五人減の百九十一人。小・中学生で全体の四五・五%を占めた。高校生は九人増の二百五十七人で、全体の二九・八%。このほか、その他の学生が七人減の七十三人、有職少年が二十三人減の九十三人、無職少年が十四人減の四十五人となった。

 特別法犯で検挙・補導された百二十人の法令別内訳は、児童売春・児童ポルノ禁止法が四人増の三十八人、軽犯罪法が二人減の十一人、大麻取締法が七人増の九人など。

 少年の福祉を害する福祉犯では、検挙人員が三十七人減の二百三十三人。内訳は児童売春・児童ポルノ禁止法が前年同数の百十七人、育成条例違反が十三人減の八十八人、風俗営業適正化法違反が七人減の八人などとなった。

 また、被害に遭った少年は八人減の百八十人で、このうち、児童生徒が百五十二人と、全体の八四・五%を占めた。

(解説 2018-11-28付)

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