石狩教育振興会が講演会　技術面に加え人間力も　札大・内海教授が指導者の心構えを

（関係団体 2018-12-03付）

指導者は〝教育者〟など５つの顔をもつよう求めた

　石狩教育振興会（髙橋憲康会長）は十一月中旬、北広島市内の石狩教育研修センターで教育講演会を開いた。石狩管内の教職員など約百人が参加。札幌大学の内海知秀教授による講演を通して、資質・能力の向上を図った。

　はじめに、髙橋会長があいさつ。

　石狩管内の市町村教委や学校の管理職、一般教員などの幅広い参加に対し「枠を外して開催できることが非常にうれしい」と述べ、感謝の意を表した。

　続いて、札幌大の内海教授が「道を切り開く決意～オリンピックへの道」と題して講演。指導者としての資質・能力を向上するために大切なことを解説した。

　子どもたちに夢を与える選手の育成は、技術面だけではなく人間力も育てる必要があることを指摘。また、指導者は「教育者」「科学者」「先見者」「医者」「役者」の五つの顔をもって指導に当たることを求めた。

　一流のチームを育てるため、規律を守ることやチームメイトを大切にすること、協力してくれた人たちに感謝の気持ちを忘れず指導する大切さを呼びかけた。

　このほか、夢を実現するための努力は「生きがい」「品格」「人間らしさ」を生むことを伝えた。

(関係団体 2018-12-03付)