道公教が第３ブロック研修会　教頭としての資質高め　渡島・檜山管内から９２人

（関係団体 2018-12-03付）

活動状況報告や情報交流を行った

　【函館発】道公立学校教頭会（＝道公教、稲上敏男会長）は十一月上旬、ホテル法華クラブ函館で道公教第三ブロック研修会を開いた。渡島公立学校教頭会（小野元嗣会長）が主管。渡島・檜山管内各教頭会の会員九十二人が参加し、研修やグループ討議、講演を通して教頭としての資質向上を図った。

　研修会は、児童生徒に「生きる力」を育み、保護者・地域から信頼される学校づくりを実現するため研修活動を充実させ、教頭としての職能の向上を図ることが目的。

　はじめに、道公教会計を務める札幌市立福井野中学校の正岡宏樹教頭があいさつ。道公教の目的にふれ「教頭の職能の向上」を再確認した上で「活力ある学校づくりにつながる研修会に」と期待を寄せた。

　引き続き、第三ブロック長で函館市中学校教頭会の小川俊哉会長が「全国・全道の研究テーマに沿って実践研究してきたことを交流し、実りある研修に」と呼びかけるとともに「教頭としての職能向上や学校運営の充実は、すべて子どものため。本部や第三ブロック内の連携を密にしていきたい」と述べた。

　研修に移り、道公教本部の活動状況、第三ブロックの各教頭会の活動状況が報告されたほか、「教職員の資質能力の向上を図る教頭のかかわり」をテーマに、十グループに分かれて討議した。

　グループ討議のあと、渡島教育局の渡邉直樹教育支援課長が「教育の今日的課題」と題して、学校における働き方改革について講演した。

　渡邊課長は、二十九年の中教審中間まとめを提示し、勤務環境の整備等について説明。

　その上で、学校・教師が担う業務の明確化・適正化に言及し「課題に正対し、実効性のある取組が学校に求められている」と強調した。

　また、管理職も含めた教職員の意識改革の必要性を訴え、各校での管理徹底を求めた。

(関係団体 2018-12-03付)