道公教が第１ブロック研修会　愛着もち活力ある学校を　開会あいさつで稲上会長

（関係団体 2018-12-04付）

小樽・後志・石狩地区から約１３０人が参加した

　道公立学校教頭会（＝道公教、稲上敏男会長）は十一月二十二日、千歳市内のＡＮＡクラウンプラザホテル千歳で第一ブロック研修会を開いた。小樽、後志、石狩の各地区教頭会から約百三十人が参加し、研究協議や講演を通して、教頭としての職能向上に向け研鑚を積んだ。

　研修会は、ブロック内における各地区教頭会の研究内容・活動状況を交流し合い、資質向上を図ることや、情報交流を通して成果や課題を把握し、課題解決に努めることなどが目的。

　主催者を代表してあいさつに立った稲上会長は、ことし三月に示された新しい道教育推進計画にふれ、「北海道で学ぶ素晴らしさを感じ、自分の夢に向かって挑戦していく力を育てるために学校は何ができるかが問われている」と課題を示した。

　また、社会に開かれた質の高い教育課程を編成・実施していくために「私たち自身が北海道に愛着をもち、活力ある学校を創造していかなければならない」と述べ、さらなる職能向上や活動充実を訴えた。

　続いて、石狩教育局の岩渕隆局長、千歳市教委の宮崎肇教育長、石狩管内小中学校長会の池田元治副会長が来賓あいさつ。

　岩渕局長は、予測困難な社会において、より良い社会をつくるために子どもたちを成長させる教育の重要性を説き「学校経営方針を具現化する要として存分に力を発揮してほしい」と呼びかけた。

　宮崎教育長は、新学習指導要領への対応などといった昨今の様々な教育課題にふれ、「社会変化に適切に対応し、地域と連携しながら教育活動を行っていくことが求められる」と指摘。可能性を信じて教育の充実にまい進していくことを期待した。

　池田副会長は、時代の要請に応じた授業改善や働き方改革などの課題について、「教頭の指導性の発揮や、チーム学校として組織的に取り組む姿勢が求められる」と語った。

　このあと、研究協議で研修部、組織部、調査部、広報部が活動内容、各地区教頭会が活動状況をそれぞれ報告した。

　さらに、㈱デンソー技研センター工師・デンソー工業学園の前学園長・松井茂樹氏が「企業内訓練校デンソー工業学園の人づくり～未来を切り開く、突き抜けた人材の育成」と題し講演。教頭としての資質向上や人材育成に向けて研修に取り組んだ。

(関係団体 2018-12-04付)