北陽小分離校建設の基本方針―千歳市教委 34年開校を目指す 勇舞中校区で連携・一貫教育 (市町村 2018-12-07付)
千歳市教委は、市立北陽小学校分離校建設の基本方針をまとめた。分離校は大規模校とならない二十四学級以下とし、標準規模の十二学級以上十八学級以下を基本とする。校区の境界は、母体校と分離校のほぼ中間の市道東六線および南二八号とした。三十四年の開校を目指しており、勇舞中学校区として規模を適正化し、一中二小で小中連携・一貫教育を進める。
二十九年十一月に策定した千歳市小中連携・一貫教育基本方針では、三十年二月から三十三年三月まで調査研究実践モデル校区指定事業を実施。勇舞中学校区は第二期(三十一年四月開始)に指定された。三年間の調査研究を踏まえて、三十四年から一貫教育を本格実施することとしている。
勇舞中学校区の北陽小は、校区内の宅地開発などに伴う児童数の増加に対応するため、これまで四回にわたり増築。児童数は増加し続け、三十年度には学級数四十一、児童数一千四百六十四人となった。
学校教育法施行規則では、小学校の学校規模の目安について十二~十八学級を標準規模としている。また、文部科学省では二十五学級以上を大規模校、三十一学級数以上を過大規模校と設定。
これらを踏まえ、分離校の学級数は大規模とされる二十五学級以上とならないよう、標準の範囲内を基本として設定する予定となっている。
校区の境界は、分離校と母体校双方での児童の通学距離が概ね一㌔㍍の範囲内となることから、両校のほぼ中間の東六線および南二八号とした。
勇舞中学校区として、母体および分離校の一中二小で、施設分離型小中連携・一貫教育を進める。規模の適正化によって、さらなる教育環境の充実を図る。
(市町村 2018-12-07付)
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