北音教が冬季音楽実技講習会　授業に役立つ実践共有　歌唱や器楽合奏の実技学ぶ

（関係団体 2019-01-18付）

全道各地から音楽担当教諭ら約１００人が参加した

　道音楽教育連盟（＝北音教、横山学会長）は七日から二日間、札幌市立資生館小学校で冬季音楽実技講習会を開いた。全道各地から音楽の授業を担当する教諭ら約百人が参加。小学校歌唱、中学校歌唱、器楽合奏の三コースに分かれて実技講習を行い、あしたからの授業に役立つ実践的な研修を行うなど、授業力向上を目指し研鑚を積んだ。

　北音教は、音楽教育に関する研究と実践を推進し、本道教育の向上・発展に寄与することを目的に活動している。毎年、道音楽教育研究会のほか、研修会、実技講習会を開き、会員の資質向上を図っている。

　初日の開会式で伊藤春美副会長は、北音教の共通主題「音楽の良さを生かし、豊かな心と確かな力を育む音楽教育」を提示し、「エッセンスの詰まった講習。生涯にわたって音楽を好きになる資質を育んでいく先生になってほしい」とあいさつした。

　このあと、三コースに分かれて実技講習。うち、小学校歌唱コースは六十人を超える教諭が受講。全国各地の音楽研究会で歌唱指導に携わっている全日本合唱教育研究会の前田美子副会長が「子どもの感性を、子どもの歌う心を、大切にしましょう！」と、体を動かしたくなるような楽しい指導法を紹介。参加者全員から笑みがあふれるような実践を展開した。

　そのほか、中学校歌唱コースでは道教育大学旭川校の杉江光教授が「歌うことが好きになる、合唱って楽しい！」をテーマに指導。

　器楽合奏コースでは音楽教育推進協議会の加藤幸平理事が「子どもが生き生きとする楽しい器楽合奏」をテーマに、鍵盤ハーモニカやリコーダーなどを使った器楽合奏のための実践例を指導した。

(関係団体 2019-01-18付)