札幌市小学校教頭会が研究大会 活力ある学校づくりを 施設部・厚生部の研究発表など(関係団体 2019-01-21付)
専門部と各支部が研究発表した
札幌市小学校教頭会(宗石健太郎会長)は十六日、ホテルライフォート札幌で全市研究大会を開いた。研究主題「共に生きる心と知を育む 社会に開かれた活力ある学校づくり」のもと、講演や施設部・厚生部の研究発表などを通して、資質向上に向けて研鑚を積んだ。
開会式では、はじめに宗石会長があいさつ。「本年も札幌市の子どもたちのために全会員の力を結集して、より確かな歩みを続けていきたい」と抱負を述べた。三十年八月に開催された第六十回全国公立学校教頭会研究大会札幌大会が盛会に終えたことを会員に感謝したほか、この日の講演について紹介。円滑な学校運営などに関して「研鑚を深める貴重な機会となれば」と話した。
来賓あいさつに立った札幌市小学校長会の鈴木宏宣会長は、教頭を「市の小学校教育の要」と述べ、敬意を表したほか、新学習指導要領の全面実施に向け「課題解決的な学びを求めていく姿勢を保ちつつ、教育課程の全般を見直し、一層の改善を目指していきたい」と話した。
続いて、専門部・支部研究発表会を実施した。本年度は三ヵ年継続研究の二年目で、専門部からは施設部・厚生部が研究発表。支部からは、清田区・中央区・手稲区・白石区・北区が発表したほか、加瀬富久研究推進委員長が次年度構想を説明した。
このうち、施設部は月寒東小学校の中村禎宏教頭と新琴似西小学校の瀧澤佳実教頭が発表。部の研究主題「心豊かでたくましく生きる子どもを育む、信頼される学校教育を具現化するための教育環境の整備・活用と教頭のかかわり」のもと、視点①教育環境の整備・活用②学校施設の在り方―を設定して実践研究を進めてきたことを紹介した。
①においては、テレビモニターを「動く掲示板」として、玄関や全校朝会で活用した実践や、校務フォルダの階層の管理と整理に向けてルールの作成と定着を図る必要があることなどを報告した。
つぎに、札幌市水道記念館の佐藤博明館長が「管理職に求められる組織マネジメントとは~活力ある学校づくりへ向けて」と題して講演。幌北小学校の校長などを歴任してきた経験を交えつつ、学校経営などについて話した。
このあと、交流会を開催。
テーマ「活力ある学校づくりへ向けた“働き方改革”と“人材育成”」のもと、グループで討議した。
(関係団体 2019-01-21付)
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