高教研英語部会研究集会開く 思いやりの心を育んで 参加者250人に増田部会長(関係団体 2019-01-22付)
向後教授は一人ひとりの学びを大切にするよう求めた
道高校教育研究会は十日、札幌市内の北星学園大学で第五十六回道高校教育研究大会英語部会研究集会を開いた。道内の教員など約二百五十人が参加。テーマ「二十一世紀に生きる地球市民をはぐくむ英語教育~新しい流れに対応する授業をめざして」のもと、講演や発表を通して授業改善に向け理解を深めた。
はじめに、英語部会の増田雅彦会長があいさつ。研究会のテーマにふれ、外国語を指導する上で思いやりの心を育むことの重要性を強調。また、研究集会が効果的な生徒の英語コミュニケーション能力の向上につながることを期待した。
続いて、千葉県の敬愛大学英語教育開発センター長で国際学部国際学科の向後秀明教授が講演した。
演題は「生徒が未来を切り拓いていくサポートとしての英語教育~これからの英語教員に求められること」。向後教授は、北海道の英語教育の現状や新学習指導要領で目指す英語力・言語活動について説明した。
また、子どもたちの未来を切り拓く英語教育であるために、学習進度を他人と比較するのではなく、一人ひとりの学びを大切にすることを求めた。
午後からは、研究および実践発表を実施。分科会では、伊達緑丘高校の小関隼教諭と市立札幌開成中等教育学校の黒井憲教諭、枝幸高校の中村遼教諭がそれぞれの研究内容を紹介した。
全体会では、新潟県立新発田高校の根立望教諭が「生徒の自己肯定感を育む英語授業をめざして~interactionを軸にした授業改善」と題して発表。
根立教諭は生徒が高校を卒業するまでに、相手に伝わるように自分の考えを話すことや話し手の話に相づちを打つほか、質問をすることを習得させる大切さを伝えた。
このほか、授業では「生徒が安心して英語で考えを述べる雰囲気をつくる」「思わず話したくなるよう発問を工夫する」ことなどの重要性を訴えた。
(関係団体 2019-01-22付)
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