日高教育研究所が研究発表大会　授業改善に向け情報交流　組織体制・名称を変更へ

（関係団体 2019-02-05付）

教職員ら５４人が参加

　【浦河発】日高教育研究所（前川綾子所長）は一月二十三日、浦河町総合文化会館で三十年度日高教育研究所研究発表大会を開いた。管内の教職員をはじめ教育関係者ら五十四人が参加。研究主題「“主体的・対話的で深い学び”を目指す授業改善」のもと、研究所員や研究協力員が継続して研究してきた実践の成果や今後の方向性などを発表した。

　はじめに、前川所長があいさつ。「所員、研究協力員が進めてきた実践研究の成果や課題を、多くの教職員に検討いただき、学力向上や課題解決に役立ててほしい」と呼びかけ、今後の意識改革と授業改善への取組に期待を寄せた。

　また、次年度からの研究所の在り方と運営について、組織体制の変更や現在の日高教育研究所の名称を改め“日高教育研究所・教職員研修センター”とすることなどを報告。詳細については、今後、維持運営委員会において協議検討を進め決定するとした。

　全体発表では、理論編として様似町立様似中学校の鳥潟直教諭が研究主題や研究仮説、内容について解説し、実践編として新ひだか町立三石小学校の藤井大輔教諭が研究主題に基づいた授業実践を発表した。藤井教諭は「指導案作成に当たって、もっと効率よく子どもたちが学べる単元の構成を考えることが大切」と呼びかけた。

　このあと、各部会に分かれて実践発表を行い、課題解決と授業改善に向けて意見交換した。

(関係団体 2019-02-05付)