【解説】第4期子ども未来づくり計画(解説 2019-03-19付)
道は、第四期「北の大地☆子ども未来づくり北海道計画」策定の考え方(案)をまとめた。計画期間は二〇二〇年度から五年間。前期計画の取組評価の結果をもとに「待機児童の解消に向けた受け皿整備と人材確保」など七点を基本・重点的な視点として示す方針を示した。来年度内の策定を目指している。
昨年八月に実施した少子化に関する道民の意識調査によると「安心して子どもを育てられる環境だと思う」と回答した割合は五四・四%と六年間でやや増加。子どもの人数が理想より少ない理由は「子育てや教育にかかるお金がかかりすぎる」が最も多かった。
計画は「道子どもの未来づくりのための少子化対策推進条例」の目的である「安心して子どもを生み育てることができ、子どもが健やかに成長できる環境づくり」を進め、子どもの未来に夢や希望がもてる社会の実現を目指すもの。少子化対策に関する施策目標を定め、ライフ・ステージごとに切れ目のない支援を総合的・計画的に実施する。
計画の構成として、第三期計画(二〇一五~二〇一九年度)で設定したステージ「結婚」「妊娠・出産」「子育て」「子育ち・自立」「地域の環境づくり」を基本とする。
第三期計画の取組評価の結果を踏まえ、①待機児童の解消に向けた受け皿整備と人材確保②子育て世帯の経済的負担の軽減③官民が協働した子育て施策の展開④仕事と家庭の両立支援の推進⑤子育てなどを地域で支え合う仕組みづくり⑥社会的養育の推進⑦児童虐待防止対策の推進―を基本・重点的な視点とすることとした。
総括的な成果指標項目では、本道の合計特殊出生率が全国で二番目に低い状況で推移していることを踏まえ、目標の在り方をあらためて検討する。
(解説 2019-03-19付)
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