【解説】道内高卒の就職内定率92.6%
(解説 2019-03-15付)

 道労働局は、三月新規高校卒業者の職業紹介状況(一月末現在)をまとめた。道内求人倍率は、前年同月比、〇・二一ポイント増の二・五三倍で、統計開始以来の最高値を更新。就職内定率は、九二・六%で〇・三ポイント減少したものの、引き続き高水準を維持している。

 求職者数は、三・五%減の七千四百五十人。男女別では、男子が二・二%減の四千五十人、女子が五・〇%減の三千四百人となった。

 これに対して、道内求人数は、五・四%増の一万八千八百四十五人。地域別にみると、札幌圏七・四%増、苫小牧一三・八%増、釧路一一・三%増など、全道二十地域のうち、十三地域で前年同月を上回った。

 産業別では、建設業八・七%増、宿泊業・飲食サービス業一五・五%増、運輸業・郵便業二八・九%増など、多くの産業で前年同月を上回る結果となった。

 道内求人倍率は、〇・二一ポイント増の二・五三倍。昭和六十一年三月卒の統計開始以来最高値だった三十一年三月卒(十二月末現在)の二・五〇倍を上回る過去最高値となった。

 一方、就職内定者数は三・八%減の六千八百九十八人。男女別では、男子が三千七百五十五人で三・八%減、女子が三千百四十三人で三・八%減少した。

 就職内定率は、九二・六%で〇・三ポイント減少。男女別では、男子が九二・七%で一・五ポイント下回り、女子が九二・四%で一・一ポイント上回った。

 未内定者数は、五百五十二人で〇・四%増加。

 男女別では、男子が二百九十五人で二三・四%増、女子が二百五十七人で一七・四%減となった。

 未内定者のうち、道内の就職を希望している生徒は、五百三十八人で未内定者全体の九七・五%を占めた。

(解説 2019-03-15付)

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