【解説】２月末少年非行等概要　道警

（解説 2019-03-29付）

道警本部は、ことし二月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、二月末時点で百五十八人（うち女子二十七人）。前年同期比八人、五・三％増加した。

　内訳は、刑法犯が八人、五・九％増の百四十四人（同二十五人）、特別法犯が二人、一四・三％減の十二人（同二人）。

　飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年は、二百十七人、一九・七％増の一千三百十九人（同三百七十九人）が補導された。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が六人増の九十九人で、全体の六八・八％を占めた。粗暴犯は十三人増の二十一人。窃盗犯の手口別では、万引きが前年同数の六十二人で、最も高い割合（六二・六％）だった。

　また、学職別では小学生が前年同数の二十七人、中学生が一人増の二十八人。小・中学生で全体の三八・二％を占めた。高校生は七人増の五十五人で、全体の三八・一％。このほか、その他の学生が七人減の三人、有職少年が七人増の二十三人、無職少年が前年同数の八人となった。

　特別法犯で検挙・補導された十二人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が一人減の三人、軽犯罪法が一人増の一人などとなった。

　薬物乱用少年は、前年同期と同数のゼロ。

　少年の福祉を害する福祉犯では、検挙人員が十一人増の四十一人。内訳は児童買春・児童ポルノ禁止法が一人増の十四人、育成条例違反が六人増の二十一人などとなった。

　また、被害に遭った少年は十八人減の四十二人。法令別では児童買春・児童ポルノ禁止法が十八人と全体の四二・九％。学識別では、児童生徒が三十六人と、全体の八五・八％を占めた。

(解説 2019-03-29付)