道中学校体育連盟第１回理事会　６０周年式典開催など　役員改選　藤井会長を再任

（関係団体 2019-05-10付）

持続可能な運動部活動の必要を提示した

　道中学校体育連盟（藤井勲一会長）は８日、札幌市内の道立総合体育センターで本年度第１回理事会を開いた。道中体連創立６０周年記念式典、第４０回全国中学校アイスホッケー大会苫小牧市大会の開催など、本年度の活動方針や事業計画を決定。役員改選では、藤井会長を再任した。

　開会式で藤井会長は、持続可能な運動部活動の在り方が求められるとし、道内中学校の状況把握に引き続き努める必要性を指摘。日本中体連では昨年１２月、従来の体罰、暴力、セクハラに関する罰則規定に「言葉による不適切な指導」を追加したことから、道中体連としても強く防止を呼びかけていく考えを示した。

　来年１月に開催予定の全国中学校アイスホッケー苫小牧大会に向けては「充実した大会運営となるよう、実行委員会を中心として準備を進める」と強調。中体連６０周年を迎えて記念事業を実施することを伝え、協力を呼びかけた。

　また、来賓として道教委健康・体育課の山城宏一主幹、道中学校長会の新沼潔会長、道ＰＴＡ連合会の萩澤教達会長、札幌市ＰＴＡ協議会の土田修会長があいさつ。

　道教委の山城主幹は、北海道の部活動の在り方に関する方針を踏まえ「生徒や地域の実態を踏まえ、適切な部活動の在り方について工夫改善を行いながら実施してほしい」と要請。

　道中学校長会の新沼会長は、学校における働き方改革に向けた意識改革や指導方法の改革の推進を呼びかけ、これまで以上に連携を強化して活動を進める意向を示した。

　議事では、本年度活動方針、事業計画、全道大会の開催について決定。

　活動方針では、重点として「将来展望に基づく諸活動の推進」「全道大会の推進」「研究活動の推進」など６点を提示。道中体連創立６０周年記念式典の開催や記念誌発行を決めた。

　事業計画では、１２市２町において、７月２６日から８月４日まで道中学校体育大会夏季大会を、１２月２１日から来年１月１８日に冬季大会を開催するほか、苫小牧市で第４０回全国中学校アイスホッケー大会を開くことなどを決定した。

　役員改選では、藤井会長を再任した。

　役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝藤井勲一（札幌市月寒中校長）

▽副会長＝中山勝喜（札幌市八条中校長・新）、加藤隆明（江別市第二中校長）、村田昌俊（旭川市北門中校長・新）、三觜徳久（函館市湯川中校長・新）、河村克也（滝川市江陵中校長・新）、上田和聡（帯広市翔陽中校長・新）、笹川恒春（札幌市発寒中校長）

▽会計監査＝牧内奈保巳（札幌市手稲東中校長・新）、中村伸次（当別町当別中校長）

▽常任理事＝高橋利幸（札幌市陵陽中校長・新）、岡崎利美（小樽市桜町中校長・新）、大井学（留萌市港南中校長・新）、塩＝由雄（稚内市潮見が丘中校長）、岩井祐巳（鹿部町鹿部中校長）、平野秀一（浦河町浦河第一中校長・新）、前田仁志（室蘭市本室蘭中校長）、伊藤晃一（釧路市共栄中校長・新）、相澤要（別海町別海中央中校長・新）、河合健哉（北見市東陵中校長）、塚本慈彦（札幌市八条中教諭）

▽事務局長＝木村由久（札幌市月寒中教諭・新）

(関係団体 2019-05-10付)