【解説】学校サポーター派遣 582人
(解説 2019-05-13付)

 道教委は、30年度学校サポーター派遣事業の登録状況をまとめた。登録者数は前年度より170人増の2853人。延べ派遣人数は582人で、道教育大学、道医療大学、北海道大学など、複数の大学生が派遣され、子どもたちの学習をサポートしている。

 同事業は、市町村などにおける補充的な学習の機会に学生ボランティアや社会ボランティアを学校サポーターとして派遣し、学習指導の補助などを行うもの。市町村などの主体的な学力向上の取組をサポートするとともに、子どもたちの学習意欲の向上、学力向上に資することがねらい。

 活動の内容は、宿題やプリント学習など夏休みや冬休み、放課後や土日における学習サポートのほか、生活習慣の定着や運動習慣の改善などを目的とした通学合宿や体験活動など。

 随時募集を行っており、希望者は、学校サポーター登録カードをメール、FAX、郵送いずれかの方法で道教委に提出し、学生ボランティアバンクに登録する流れとなる。参加に必要な交通費、宿泊費、保険料は、活動内容に応じて事業の主催者などが負担する。

 登録者数は、前年度より170人増の2853人。新規登録者数は892人となっている。

 延べ派遣人数は133人減の582人。

 このうち学生の内訳は、道教育大(岩見沢・函館・旭川・釧路校)が147人、道医療大が105人、北海学園大が52人、北海道大が47人、北海商科大が42人など。社会人は15人だった。

 事業の実施市町村は65市町村で、管内別では上川が12市町村と最多で、空知が10市町、後志が7市町などと続く。

 実施学校数は小学校116校、中学校39校。平均実施日数は3・2日となっている。

(解説 2019-05-13付)

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