4月末期限付教員等欠員(札幌市除く)―道教委まとめ 前年の半数以下 31人 8月末 10数人程度に解消へ(道・道教委 2019-05-21付)
道教委は、札幌市を除く道内公立小・中学校における期限付・育休代替・産休代替教員の欠員状況をまとめた。4月時点での欠員数は小学校が26人、中学校が5人の計31人で、前年度同期の67人から半数以下に減少した。今後、5月末に25人、8月末に10数人程度まで解消する見通し。道教委は、期限付教員などを対象とする教員採用候補者特別選考検査の実施、新採用の教員数の大幅な拡大などが効果として現れているとみている。
4月末時点における札幌市を除く道内公立小・中学校の期限付教員、育休代替教員、産休代替教員の欠員人数は31人。うち、小学校が26人、中学校が5人となっている。前年度同期の小学校55人、中学校12人の計67人と比べて半数以下に減少した。
管内別にみると、釧路では小学校5人、中学校1人、後志では小学校4人、石狩では小学校1人、中学校2人などと続き、宗谷、オホーツクでの欠員はなかった。
5月末における欠員数の見通しは、小学校20人、中学校5人の計25人。休職者や育児休業取得者の復職などに伴い、8月には空知・石狩・日高・渡島・宗谷・オホーツクの小・中学校、胆振・檜山・上川・留萌・十勝・釧路・根室の中学校で欠員の解消を見込んでおり、8月末に欠員数は10数人程度まで減少する見通し。
道教委は、前年度から一定期間の勤務実績がある期限付教員、臨時的任用教員(産休代替教員・育児休業代替教員)を対象とする教員採用候補者特別選考検査を開始するなど、正規教員の確保に取り組んでいる。本年度は、新採用の教員数を小学校で前年度より202人増の574人、中学校で237人増の393人と大幅に拡大。欠員数の減少に効果が現れているとみている。
令和2年度公立学校教員採用候補者選考検査においては、受検者拡大に向けて第1次検査の会場を東京都内に約20年ぶりに設置。教員志望の大学生向けに、道内各学校種の若手教員によるインタビュー動画を作成・公開するなど、教員志願者の増加に向けた取組や情報発信に努めている。
(道・道教委 2019-05-21付)
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