【解説】4月末の少年非行等概況 道警
(解説 2019-05-24付)

 道警本部は、ことし4月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、4月末時点で328人(うち女子56人)。前年同期比33人、11・2%増加した。

 内訳は、刑法犯が32人、12・3%増の293人(同52人)、特別法犯が1人、2・9%減の33人(同4人)。

 飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年は、121人、4・2%増2983人(同849人)が補導された。

 刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が18人増の185人で、全体の63・1%を占めた。窃盗犯の手口別では、万引きが14人増の129人で、最も高い割合(69・7%)。また、粗暴犯は16人増の45人、凶悪犯は3人増の5人など。

 また、学職別では小学生が3人増の59人、中学生が4人増の67人。小・中学生で全体の43・1%を占めた。高校生は19人増の98人で、全体の33・4%。このほか、その他の学生が9人減の10人、有職少年が13人増の44人、無職少年は3人増の15人となった。

 特別法犯で検挙・補導された33人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が5人減の8人、軽犯罪法が1人減の3人などとなった。

 薬物乱用少年は、2人増の2人で、いずれも有職少年だった。

 少年の福祉を害する福祉犯では、検挙人員が2人増の80人。内訳は児童買春・児童ポルノ禁止法が3人減の33人、育成条例違反が10人増の40人、児童福祉法が2人増の3人などとなった。

 また、被害に遭った少年は16人減の71人となった。法令別では児童買春・児童ポルノ禁止法が32人と全体の45・1%、育成条例が28人で39・4%と続いた。学識別では、児童生徒が61人と、全体の85・9%を占めた。

(解説 2019-05-24付)

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