【解説】読書活動推進計画策定状況

（解説 2019-06-07付）

　文部科学省は、都道府県および市町村における子ども読書活動推進計画の策定状況をまとめた。平成３０年度末現在で全国の市町村の８５・１％、道内の９６・７％が「策定済」または「策定作業中」となっていることが分かった。

　都道府県および市町村は、１３年に成立した子どもの読書活動の推進に関する法律の規定に基づき、それぞれ子ども読書活動推進計画を策定するよう求められている。

　国においては、子どもの読書活動の推進に関する施策の総合的・計画的な推進を図るため、３０年度に子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画（第４次）を策定。５年間にわたる子どもの読書活動に関する施策を示している。

　また、市町村推進計画策定率については、第３次基本計画で定めた目標「市１００％、町村７０％の達成」を引き続き目指すこととしている。

　道においては、令和４年度までに道内全市町村での策定を目指している。

　調査は、ことし３月３１日現在の状況を全国４７都道府県および１７４１市（特別区を含む）町村を対象に実施した。

　市町村における策定状況をみると策定済が８０・３％、策定作業中が４・８％、検討中が６・４％、策定の予定なしが８・５％。策定済と策定作業中を合わせて８５・１％と、前年度に比べ、２・３ポイント上昇した。

　市と町村別の策定率では、市が２・５ポイント増の９２・４％、町村が４・２ポイント増の６９・７％となった。

　道内の状況をみると、策定済が８７・２％、策定作業中が９・５％、検討中が２・２％、策定の予定なしが１・１％。策定済と策定作業中合わせて９６・７％と、全国平均を１１・６ポイント上回った。

(解説 2019-06-07付)