子ども支援センター相談状況―道教委 30年度は2595件 家庭環境や不登校など増加(道・道教委 2019-06-12付)
道教委は、平成30年度子ども相談支援センターの相談状況をまとめた。相談受理件数は、前年度比34件減の2595件。相談内容は「家庭環境」が21・4%で最も多く、「友人関係」20・6%、「教職員との関係」18・3%などと続く。前年度と比較して、「家庭環境」「不登校」「心身の健康・保健」などの割合がわずかに増加した。同センターは「匿名で利用できるので、気軽に相談を」と利活用を呼びかけている。
道教委は27年10月に道子ども相談支援センターを開設。学校教育や家庭教育に関する相談を受け付け、いじめや不登校、子育て等にかかる問題の解決に取り組んでいる。
電話相談は、24時間体制で対応しており、メールや来所による相談も受け付けている。
30年度の相談状況をみると、相談の受理件数は、前年度比34件減の2595件。
相談方法の内訳は、電話が2389件、メールが200件、来所による相談が6件となった。
相談実件数(同一相談者からの同一相談内容の相談は1件とカウント)は1659件。内訳は、電話が1546件、メールが107件、来所が6件となっている。
月別の相談件数をみると、5月が最も多く、次いで、6月、7月、8月、11月などの順となっている。
相談内容の割合で最も多いのは「家庭環境」(21・4%)。次いで「友人関係」(20・6%)、「教職員との関係」(18・3%)、「不登校」(9・9%)、「いじめ問題」(7・7%)、「心身の健康・保健」(6・2%)、「学業・進路」(5・5%)、「発達障害等」(2・5%)、児童虐待(1・1%)など。
メール相談を除く相談対象者の内訳は、小学生が39・3%、中学生が25・1%、高校生が32・1%、乳幼児が2・8%など。
前年度との比較では、「家庭環境」「不登校」「心身の健康・保健」などの割合が1~2ポイント増加した。
同センターは、「匿名で利用できるので、気軽に相談を」「電話相談は学校教育やカウンセリングの経験者などが行う」「プライバシーは厳守する」「育児やしつけ等で悩む保護者の教育相談にも応じている」などと周知している。
(道・道教委 2019-06-12付)
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