２年度　小３までが対象に　子ども医療費助成　３年度以降は小６へ拡大

（市町村 2019-07-02付）

　札幌市保健福祉局は、令和２年度から子ども医療費助成の対象を小学校３年生まで、３年度から小学校６年生までに拡大する。第２回定例市議会に提出した補正予算案に、小学校３年生まで対象を拡大するためのシステム改修費を計上。現在加入している健康保険の登録データがない小学４～６年生への助成拡大に向けて、債務負担行為を設定した。

　市は、小学２年生までの通院・入院医療費ともに保険診療の自己負担分を助成している。

　今回、第２回定例市議会に提出した補正予算案では、２年度から子ども医療助成の対象を小学校３年生まで拡大するため、システム改修を行う医療助成事務費として１５００万円を盛り込んだ。

　また、２年度の予算分として３５００万円の債務負担行為を設定。健康保険の登録データがない小学校４～６年生への受給者証送付のための通知や電算システム改修を行う。

　補正予算案の可決後、１１・１２月に小学校４～６年生に郵送で申請手続きを促す通知を発出し、来年３月末には受給者証を送付する。

　２年度予算案には、現行の子ども医療費助成費約３５億円に小学校３年生分の約３億円を加算し約３８億円、３年度予算には４～６年生分の約９億円を加え、約４７億円を措置する方針だ。

(市町村 2019-07-02付)