【解説】新規高卒者の求職動向―５月１５日現在

（解説 2019-07-03付）

　道労働局は、来年３月新規高校卒業者の求職動向調査結果をまとめた。道内の全高校を対象に調査し、５月１５日現在の結果をまとめたもの。就職希望者のうち、道内就職を希望する生徒の割合は、前年同期比０・１ポイント上昇し９３・６％と、依然として道内就職志向の強い傾向が続いている。

　来春の道内高校卒業予定者数は、４万８０９７人（男子２万４５５８人、女子２万３５３９人）で１・５％下降。うち、４６・７％に当たる２万２４５６人が進学、０・５％に当たる２３０人が職業訓練施設への入所、１６・１％に当たる７７６２人が専修学校・各種学校への入校を希望している。卒業予定者に対する割合は、前年同期に比べ、進学希望者が、０・４ポイント上昇、職業訓練施設への入所希望者が同率、専修学校・各種学校への入校希望者が０・２ポイント上昇した。

　就職希望者数は、１万１２８人（男子５８０７人、女子４３２１人）で、卒業予定者に占める割合は、０・１ポイント上昇し２１・１％。また、その他（未定の生徒を含む）は７５２４人いることが分かった。

　就職希望者のうち、学校または安定所の紹介による就職希望者数は、１・４％増の７８６２人。うち、７３６１人（男子３９００人、女子３４６１人）が道内の就職を希望した。割合は、０・１ポイント上昇し９３・６％（男子９１・２％、女子９６・５％）と、道内就職志向が強い傾向は依然として続いている。

　希望上位の職種をみると、男女計で「事務的職業」（１７・０％）が最も多く、次いで、サービスの職業（１６・２％）、生産工程の職業（１４・７％）などの順となった。

　道外就職希望者は、０・８％減の５０１人（男子３７４人、女子１２７人）で前年を４人下回った。

(解説 2019-07-03付)