第2回高校配置計画検討協根室学区―道教委 5~8年度3~4学級調整 高校魅力さらなる発信を(道・道教委 2019-07-12付)
管内の教育関係者ら約40人が出席した
【釧路発】道教委は9日、別海町交流館ぷらとで第2回公立高校配置計画地域別検討協議会(根室学区)を開いた。教育関係者など約40人が出席。高校教育課担当者が6月に公表した計画案をもとに、根室学区における令和2~4年度の計画のほか、5~8年度の見通しを説明。5~8年度の見通しについて、「4年間で3~4学級相当の調整が必要」とした。意見交換では、高校の魅力を一層発信していくよう期待する声などが上がった。
この日、藤田寿香局長のあいさつに続いて、道教委高校教育課の松田俊也配置・制度担当課長が計画の概要を説明。
4年度の計画について、学区内中卒者数が3年度と比較して20人増となることから、定員調整は予定していないことを示した。
5~8年度の見通しについては、4年間の間に中卒者が128人減となることから、「3~4学級相当の調整が必要」と説明した。
また、羅臼高校については、来年度の募集学級数が1学級の場合は、地域連携特例校となることを伝えた。
引き続き、高校教育課の畠山直人主幹が根室学区における生徒の進路動向について、「学区外への流出が多いのが特徴」と伝えた。また、髙橋宏明主幹は、3月に策定した高校教育アクションプログラムや各種指定校事業、就学支援施策などを紹介した。
意見交換では、羅臼町教委の山﨑守教育長が羅臼高について、将来的に道外・海外から生徒を募集したいとの意向を示した。
羅臼高の三浦治彦校長は、来年度地域連携特例校となった場合の対応について、遠隔システムを活用し、教育活動の質を上げていく考えを説明した。
このほか、PTA、経済団体からは高校の魅力をさらに発信していくよう期待する声が上がった。
(道・道教委 2019-07-12付)
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