【解説】６月末少年非行等概況　道警

（解説 2019-07-30付）

　道警本部は、ことし６月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、６月末時点で４４７人（うち女子７９人）。前年同期比２９人、６・１％減少した。

　内訳は、刑法犯が４００人（同７４人）で２０人、４・８％減、特別法犯が４４人（同５人）で１１人、１９・６％減、飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年は、５６４１人（１６０１人）だった。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が２５０人で２５人減、全体の６２・５％を占めた。

　窃盗犯の手口別では、万引きが１７５人で、最も高い割合（７０％）。また、粗暴犯は６５人、凶悪犯は５人などだった。

　また、学職別では小学生が１３人減の７６人、中学生が４人減の８７人。小・中学生で全体の４０・７％を占めた。

　高校生は９人減の１３２人で、全体の３３％。このほか、その他の学生が１６人減の１６人、有職少年が１９人増の６５人、無職少年は４人増の２４人となった。

　特別法犯で検挙・補導された４５人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が５人減の１４人、軽犯罪法が６人減の４人などとなった。

　薬物乱用少年は、３人で２人増。有職少年２人、無職少年１人だった。

　少年の福祉を害する福祉犯では、検挙人員が１２５人で５人増。内訳は児童買春・児童ポルノ禁止法が５６人、道育成条例が５５人、児童福祉法が６人などとなった。

　また、被害に遭った少年は１１０人となった。法令別では、児童買春・児童ポルノ禁止法が４７人と全体の４２・７％を占めて最も多く、道育成条例が４２人で３８・２％などと続いた。

　学職別では、児童生徒が９６人と、全体の８７・３％を占めた。

(解説 2019-07-30付)