東日本建築教育研究会が総会等　製図コンクール実施へ　文科省・持田調査官講演も

（関係団体 2019-08-08付）

２１年ぶりの道内開催に約１６０人が参加

　東日本建築教育研究会は１日から２日間、ホテルライフォート札幌で第６９回総会・研究協議会を開いた。北海道での開催は２１年ぶり。総会では、第３８回全国高校生建築製図コンクールの実施などを盛り込んだ本年度事業計画を決定。２日目には、文部科学省初等中等教育局参事官（高校担当）付産業教育振興室の持田雄一教科調査官が「高校学習指導要領　教科“工業科”の円滑な実施に向けて」をテーマに講演した。

　研究会は北海道・東北・関東・北信越・東海の５ブロック構成。工業教育、特に建築教育に関する研究を行い、その向上や改善を図るとともに、会員相互の連絡、全国高校建築教育連絡協議会との連携を密にすることを目的に活動している。

　本道での総会・研究協議会開催は、平成１０年度以来２１年ぶり。室蘭工業高校が中心となり、道内の建築系学科設置校１２校が協力して担当した。

　研究協議会には、約１６０人が参加した。

　開会式で伊藤正法大会実行委員長（室蘭工業高校長）があいさつに立ち「北海道の多くの建築関係者から多大なる支援・協力をいただき、心から感謝申し上げる」と述べ、成果に期待した。

　総会では、第３８回全国高校生建築製図コンクールの実施などを盛り込んだ本年度事業計画、予算を決定。

　続いて、北海道科学大学の苫米地司理事長が「“知の扉を開けよう”～模型製作から学ぶ構造の仕組み」と題して講演。「製図」「計画」「施工」の３分科会で研究協議を行った。

　２日目は、文科省初等中等教育局参事官（高校担当）付産業教育振興室の持田教科調査官が「高校学習指導要領　教科“工業科”の円滑な実施に向けて」をテーマに講演した。

(関係団体 2019-08-08付)