共生社会形成へ24項目 道特別支援学校長会など3団体が道教委に要望(関係団体 2019-08-07付)
道特別支援学校長会(木村浩紀会長)、道特別支援学校副校長・教頭会(野戸谷睦会長)、道公立学校事務長会(坂井秀昭会長)が道教委に提出した『令和2年度道文教施策に関する要望書』の要望事項が明らかになった。本道のインクルーシブ教育の推進に関する事項や特別支援学校の教育の充実に関する事項など6つの大項目のもと、小項目24項目を提示。共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築に向け、総合的な施策を展開するよう求めた。
要望事項は、①本道のインクルーシブ教育の推進②特別支援学校の教育の充実③教職員の資質向上および専門性の確保④施設設備や教育環境の整備⑤管理職も含めた職員の業務の適正化および管理職候補者の育成⑥その他―の大項目6項目のもと、小項目24項目に及ぶ。
小項目のうち、重点要望事項には「各地域におけるインクルーシブ教育の進展」や「特別支援学校の再編」など8項目を挙げた。
なお、道教委と3団体の教育懇談会は、9月上旬ころに開く予定。
道特別支援学校長会、道特別支援学校副校長・教頭会、道公立学校事務長会が道教委に提出した『令和2年度道文教施策に関する要望書』の要望事項はつぎのとおり。
1 本道のインクルーシブ教育の推進に関する事項
(1)各地域におけるインクルーシブ教育の進展―重点
(2)適切な学びの場の決定の促進と充実
(3)中学校における特別支援教育の理解促進と適切な進路指導の推進
(5)高校における特別支援教育の推進
2 特別支援学校の教育の充実に関する事項
(1)特別支援学校の再編―重点
(2)乳幼児・幼児教育の充実
(3)特別支援学校高等部の在り方の検討―重点
(4)センター的機能のより一層の充実を図るための施策の推進―重点
(5)関係機関と連携した進路支援方策の推進―重点
(6)修学旅行等の引率者数の増
(7)スクールカウンセラーおよびスクールソーシャルワーカー活用事業の拡充
3 教職員の資質向上および専門性の確保に関する事項
(1)教員の資質向上
(2)専門性向上や資質の保持のための研修事業の充実および校内研修への支援―重点
(3)寄宿舎指導員、実習助手、介護員の研修の充実
(4)事務職員の資質向上に向けた研修機会の確保と研修内容の充実
4 施設設備や教育環境の整備に関する事項
(1)給食関連の施設設備の整備と予算の確保
(2)校舎や寄宿舎の改修等の計画的な推進―重点
(3)ICTを活用した教育の充実―重点
(4)安定したスクールバス運行体制の確保
5 管理職も含めた職員の業務の適正化および管理職候補者の育成に関する事項
(1)ミドルリーダーや管理職候補者の育成
(2)管理職の待遇改善―重点
(3)副校長、教頭の業務の適正化
6 その他
(1)人事評価制度の改善
(2)期限付教員等の安定的な確保
(関係団体 2019-08-07付)
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