道学組連合会第56回定期大会 事務主任未配置解消など 2019年度運動方針決定(関係団体 2019-08-07付)
地区WAKASA会議の開催も決めた
道公立学校職員組合連合会(=道学組連合会、武田明会長)は3日、札幌市内の北農健保会館で第56回定期大会を開いた。各種手当の改善、弾力的な定数改善、事務主任の未配置や事務職員の欠員の解消などに向けて取り組むことを盛り込んだ2019年度運動方針を決定した。
当日は、道公立学校事務長組合と公立学校職員組合がそれぞれ定期大会を開催。そのあと、道学組連合会が定期大会を開いた。
あいさつに立った武田会長は、若手職員同士が交流する全道WAKASA会議などを通して、若年層の組織化に力を入れる方針を表明。また、「組合員みんなで将来の道学組について考えていただき、我々も時代に対応した組織運営が行えるよう提案していきたい」と述べた。
議事に入り、2019年度運動方針を決定。
賃金改善については、職員の士気が低下しないよう昇給制度を適切に運用することをはじめ、定年まで昇給が可能となるよう給料表の号棒増設、再任用職員の給与水準引き上げと生活関連手当等の支給、広域異動手当導入に向けた国への働きかけ、単身赴任手当・寒冷地手当・通勤手当等の改善などを求めることとした。
事務職員の定数改善に関しては、組合員の定数等実態調査をもとに定数の把握に努め、勤務困難職場への弾力的な定数配置の実現のため、道教委に要請書を提出することなどを盛り込んだ。
来年度当初人事異動に向けては、事務主任の未配置、事務職員の欠員の解消を求める。
組織拡大にかかわっては、7月に連合会本部が開いた全道WAKASA会議の結果を受け、若手職員の交流を深める必要がある地区を選定し、10月ころに地区WAKASA会議を開くこととした。
◆武田会長を再任 各単組・連合会役員
道学組連合会定期大会では、連合会の武田明会長を再任するなど2019年度役員を選出した。
事務長組合、職員組合、連合会の役員はつぎのとおり。=敬称略=
▼事務長組合
▽執行委員長=武田明(滝川工業高)
▽副執行委員長=小山内智(芦別高)
▽書記長=大平洋保(札幌伏見支援)
▽書記次長=小柳祐一(美深高・新)
▽執行委員=高宮正俊(平取養護)、中野義之(富良野高)
▽監査委員=大坂良紀(寿都高・新)、諏訪文重(夕張高等養護)
▼職員組合
▽執行委員長=山田政紀(室蘭栄高・新)
▽副執行委員長=羽二生將(道学組書記)
▽書記長=高安伸(函館高等支援)
▽書記次長=遠藤宏輝(寿都高・新)
▽執行委員=木村優太(美唄養護・新)、宮島梨恵(紋別養護ひまわり学園分校)
▽監査委員=篠島勇貴(札幌視覚支援)
▼連合会
▽会長=武田明
▽副会長=小山内智
▽事務局長=山田政紀(新)
▽事務局次長=大平洋保、羽二生將、高安伸
▽執行委員=小柳祐一、高宮正俊、大坂良紀(新)、遠藤宏輝、木村優太(新)、宮島梨恵
▽会計委員=中野義之
▽監査委員=諏訪文重、篠島勇貴
(関係団体 2019-08-07付)
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