【解説】道民カレッジのモニター調査
(解説 2019-08-20付)

 道教委は「道民カレッジ」モニターアンケート調査結果をまとめた。単位認定制度について「とても良い」「どちらかといえば良い」と回答したカレッジ生の割合は6割以上に。講座を選ぶ観点として「身近な場所で開催している講座」「趣味・教養に関する講座」が多く挙げられた。

 モニターアンケートは、現行の単位認定制度や各コースの称号制度の妥当性、学ぶ目的を整理するために実施。道民カレッジ生500人を対象に調査し、26・2%から回答を得た。

 道民カレッジをこの1年間で「受講した」と回答した人の割合は33・3%。受講者の年齢は60・70代が7割以上で、受講頻度は「年数回程度」が半数以上、「年10回程度」が3分の1を占めた。

 受講内容の最多は「人生を豊かにする幅広い知識や教養」に関する講座で、「道内の歴史や民族、地域学」「環境や暮らし」「健康・スポーツ」などと続く。

 単位認定制度について63・0%が「とても良い」「どちらかといえば良い」と回答。受講講座を選ぶ観点として、「身近な場所で開催している講座」「趣味・教養に関する講座」「地域づくりに関する講座」が多く挙げられている。

 道教委は、連携講座登録団体アンケートの結果もまとめた。団体のメリットや負担整理のために実施したもの。登録団体150団体を対象とし、回収率は48・7%。

 連携講座に申請したメリット(複数回答)として、「団体や取組を多くの人に知ってもらうことができた」が56・4%と最多。

 単位認定制度について「とても良い」「どちらかといえば良い」との回答は71・2%。連携講座を申請しなかった理由は「その他」が55・6%と最も多く、理由として「申請するような講座がない」「多忙」が多く挙げられている。

(解説 2019-08-20付)

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