【解説】７月末少年非行等概況　道警

（解説 2019-08-21付）

　道警本部は、ことし７月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、７月末時点で５２９人（うち女子９６人）。前年同期と比べ３５人減少した。

　内訳は、刑法犯が４７０人（女子８９人）と２０人減、特別法犯が５７人（女子７人）と１７人減少した。

　非行少年に該当しないものの、飲酒、喫煙、深夜はいかいなどを行う不良行為少年は７４４６人（女子２１１４人）が補導された。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が２９６人で、全体の６３％を占めた。窃盗犯の手口別では、万引きが２０３人で最も高い割合（６８・８％）。また、粗暴犯は８１人、知能犯８人、風俗犯６人、凶悪犯５人などだった。

　また、学職別では小学生９１人、中学生が１０７人。小・中学生で全体の４２・１％を占めた。高校生は１４６人で、全体の３１・１％。このほか、その他学生が２１人、有職少年が７９人、無職少年は２６人となった。

　特別法犯で検挙・補導された５７人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法１９人、軽犯罪法５人、育成条例５人、大麻取締法５人、売春防止法３人などとなった。

　薬物乱用少年は、５人で内訳は有職少年４人、無職少年１人だった。

　少年の福祉を害する福祉犯では、検挙人員が１５３人。内訳は児童買春・児童ポルノ禁止法７３人、育成条例６４人、児童福祉法６人、風俗営業適正化法２人などとなった。

　また、被害に遭った少年は１３０人となった。法令別では児童買春・児童ポルノ禁止法が６０人と全体の４６・２％、育成条例が４８人で３６・９％と続いた。学識別では、小学生７人、中学生４０人、高校生６８人と、小・中学校、高校の児童生徒合わせて１１５人で、全体の８８・５％を占めた。

(解説 2019-08-21付)