道青少年健全育成条例の改正案　“自画撮り”要求に罰則　悪質常習者は懲役など

（道・道教委 2019-09-02付）

　道は、１０日開会の第３回定例道議会に、青少年の自画撮り画像を求める行為への罰則を盛り込む道青少年健全育成条例改正案を提出する。他の自治体と同様、３０万円以下の罰金を科すほか、道独自の方針として、犯行を繰り返す悪質な常習者に６ヵ月以下の懲役または５０万円以下の罰金を科すことを検討。来年１月以降の施行を目指す。

　青少年の健全な育成に関する基本理念を定める道青少年健全育成条例は、社会経済情勢の変化などを勘案し、平成２１年度から５年ごとに見直しており、本年度、改正年を迎える。

　改正する内容は、①児童ポルノなどの提供を求める行為の禁止②青少年の健全な育成を害するおそれのあるゲームソフトの有害図書類として指定―の２点。

　①では、１３歳未満の青少年に対して自画撮り画像の提供を求める、１８歳未満の青少年に対して自画撮り画像の提供を「拒まれたにもかかわらず、さらに求める」「威迫して求める」「欺いて求める」「困惑させて求める」「対償を提供し、もしくはその供与の約束をして求める」行為を、３０万円以下の罰金を科す方針。

　道独自の規定として、これらの行為を複数回行うなど悪質な常習者に対しては、６ヵ月以下の懲役または５０万円以下の罰金を科すことを改正案に盛り込む。

(道・道教委 2019-09-02付)