オン・オフライン研修で実証開始 英語の効果的指導推進 レッスンプラン作成し授業 道教委(道・道教委 2019-08-30付)
道教委は文部科学省の委託を受け、オンライン・オフライン研修実証事業の取組を開始した。生徒の英語の「話す」「書く」技能向上に向け、へき地校などの英語担当教員を対象に、インターネットによるオンライン研修と、オフラインの集合研修を開催。来年1月以降、作成したレッスンプランに基づく授業を展開し、指導力向上の効果を検証する。
事業は、文科省が「生徒の発信力強化のための英語指導力向上事業」の一環として本年度から開始。道教委が委託を受けて取り組む。
生徒の英語の「話す」「書く」発信型の技能に課題があることを踏まえ、中学校、高校の英語科教員が、過度な負担感をもたずに、英語教授法などの理論に基づくより効果的な指導方法を身に付けることが目的。オンライン研修と集合形式で行うオフライン研修を融合した指導力向上研修を実施し、その効果を検証する。
参加対象は、「道立教育研究所から片道2時間以上かかる地域に所在する学校の教員」「へき地校の教員」「中学校は学級数10学級以下、高校は12学級以下の学校の教員」のいずれかに該当し、勤務経験年数20年未満の英語担当教員。
オンライン研修は9~11月、参加教員が各自学校のパソコンなどを使って取り組む。
また、オフライン研修は8月と12月に札幌市、旭川市でそれぞれ開催。英語科教授法などに基づく指導方法について学ぶほか、レッスンプランの作成に取り組む。
オンラインとオフラインの研修双方の効果を検証する。
来年1月以降、作成したレッスンプランに基づく指導を各学校で実践。道教委は研修の内容や方法、教員の変容などを検証し、文科省に報告する。
(道・道教委 2019-08-30付)
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