2~4年度公立高配置計画決まる―道教委 14校で募集学級増 羅臼が地域連携特例校に
(道・道教委 2019-09-04付)

 道教委は、3日に開いた教育委員会会議で、令和2~4年度公立高校配置計画を決定した。本年度の入学者選抜の結果、学級減を行った26校のうち、長沼高校など14校について、2年度の募集学級数を1学級増に変更。羅臼高校については、2年度の募集学級数について検討した結果、1学級となり、計画案どおり、地域連携特例校を導入する。八雲高校普通科については、3年度に計画していた1学級減を見直した。

 決定した計画のうち、令和2~3年度計画の変更点をみると、本年度の入学者選抜の結果、学級減を行った26校のうち、長沼高、栗山高校、砂川高校、静内高校、浦河高校、江差高校、留萌高校、利尻高校、斜里高校、清水高校、大樹高校、本別高校、白糠高校、標茶高校の14校について、来年3月の中卒者数の状況や現中学3年生を対象に実施した進路希望調査の結果などを総合的に勘案し、2年度の募集学級数を1学級増とした。

 羅臼高については、計画案において、2年度の募集学級数が1学級の場合に新たに地域連携特例校を導入することとしていた。町教委が実施した進路希望調査の結果などを勘案し、2年度の募集学級数を検討した結果、1学級となり、計画案どおり中標津高校を協力校とした地域連携特例校を導入する。

 八雲高は、3年度に普通科で1学級減を計画していたが、本年度の入学者選抜の結果、普通科が3学級から2学級となった。来年3月の中卒者数の状況や町教委が実施した進路希望調査の結果などを勘案し、3年度の1学級減を見直し。来年度の学級数を2学級とした。

 このほか、市立札幌藻岩高校において、3年度に設置者である札幌市の決定によって、生徒の多様な興味・関心などに応じた主体的な学習が可能となるよう、普通科単位制を導入する。

 なお、4年度の配置計画を含むそのほかの事項については、計画案どおり検討することとしている。

(道・道教委 2019-09-04付)

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