第14期道生涯学習審議会 子が学ぶ機会づくりを 第4回会議開き議論深め(道・道教委 2019-09-05付)
生涯学習の推進に向けて審議した
第14期道生涯学習審議会(武田亘明会長)の第4回審議会が8月29日、札幌市内かでる2・7で開かれた。委員10人が出席し、人口減少時代の生涯学習の推進等に向け審議。委員からは、子どもたちが生涯学習について学ぶ機会を大人がつくっていくことの大切さを指摘する声などが上がった。
道生涯学習審議会は、条例に基づき平成3年に設置された道教委の附属機関。生涯学習に資する施策の総合的な推進に関する重要事項を調査・審議している。
また、センター部会を設置し、道立生涯学習推進センターの事業運営に関する専門的な事項について検討している。
第14期審議会では、テーマを「人口減少時代の地域づくりに向けた生涯学習の推進」と設定。審議のポイントに、「道民の学びを行動につなげる」「子どもたちの学びを広げ、支える」「地域の良さや課題を学ぶ」の3点を掲げ、生涯学習の推進に向けて審議してきた。
本年度初開催となる第4回審議会には、委員10人が出席した。
開会に当たり、道教委の添田雅之生涯学習推進局長があいさつ。文部科学省の第3期教育振興基本計画の3つの基本的な方針の1つに「生涯学び、活躍できる環境を整える」が掲げられていることにふれ、道として一層協議を進めていく必要性を強調。「北海道の生涯学習がより良い形になるよう、それぞれの専門的な立場からきたんのない意見をいただきたい」と求めた。
続いて、第3回会議や、センター部会の審議内容を報告。センター部会報告では、生涯学習に関する住民の意識調査や生涯学習推進体制の整備状況等調査の結果などを確認した。
議事に移り、子どもたちの生涯学習の推進に向け審議。委員から、「子どもたちが生涯学習について学べる機会を大人が率先してつくることが大切」「子どもたちとかかわる際のルールやマナーなどを学ぶボランティア向けの講座を開いてほしい」などの意見が挙がった。
このほか、高齢者や定年退職後の学びについて審議した。
(道・道教委 2019-09-05付)
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