キャリアサポートセミナー後志会場―道教委　社会的・職業的自立へ　労働法やマナーなど学ぶ

（道・道教委 2019-09-13付）

自動車整備士の仕事内容を学ぶ生徒たち

　【小樽発】道教委は９日、倶知安農業高校で令和元年度キャリアサポートセミナー（後志会場）を開いた。同校の１、２年生合わせて４３人が参加。労働法セミナーやマナーセミナー、職業体験講座などを通して、社会的・職業的自立に向け研鑚を積んだ。

　キャリアサポートセミナーは、体系的なキャリア教育および職業教育の充実を図るキャリア教育・職業教育推進事業の一環として、高校１、２年生を対象に開催しているもの。社会的・職業的自立に向け、必要な知識や技能を習得することをねらっている。

　労働法セミナーとして後志教育局の堀内一正キャリアプランニングスーパーバイザーが講義。労働基準法や最低賃金法など、労働の法律に関する基本的な知識を解説した。

　セミナーを受けた生徒からは、「知らないことを知ることができて良かった」「働く上で必要な規則を知ることができた」などの声が上がった。

　このあと、マナーセミナーや、工業、幼児教育・福祉など９分野から３つを選択して受講する職業体験講座を実施した。

　マナーセミナーでは、社会人としての心構えや基本的なビジネスマナーなどについて研修。

　職業体験講座では、自動車整備士や保育士などの仕事内容について実践を交えながら学習した。

　全体を通して、生徒からは「自分自身を振り返るきっかけになった」「将来就きたい仕事の話ができてよかった」などの感想が寄せられた。

(道・道教委 2019-09-13付)