道教委プログラミング教育研修会　情報活用能力を育成　研究実践校から４０人参加

（道・道教委 2019-09-26付）

プログラミング教育の円滑な導入を目指した

　道教委は２０日、江別市内の道立教育研究所で令和元年度プログラミング教育研修会を開いた。プログラミング教育事業に関する説明や、情報活用能力の育成に向けた講演などを実施。事業研究実践校などから約４０人が参加し、小学校プログラミング教育の円滑な導入に向けて研修を深めた。

　情報活用能力の育成にかかる教科等横断的な教育課程の編成・実施についての理解を深め、プログラミング教育の指導力向上を図ることがねらい。プログラミング教育事業の研究実践校の教員など約４０人が参加した。

　開会に当たり、髙木順一教育環境支援課長があいさつに立ち、小学校プログラミング教育の円滑な実施に向けて「研修や授業の実施を踏まえた教育課程の編成などの準備が必要」と指摘。その上で、研究実践校同士の情報交流を積極的に進め、今後の取組の方向性を見定めるとともに、多くの成果を自校にもち帰り、今後の実践につなげるよう期待を寄せた。

　オリエンテーションに続き、教育環境支援課の深見亘主査がプログラミング教育事業について説明。プログラミング教育に関する校内研修・授業の実施状況や、年間指導計画の作成状況などを報告したほか、円滑な実施に向け、道教委や文部科学省の関係資料などを紹介した。

　引き続き、つくば市総合教育研究所兼つくば市教委の中村めぐみ指導主事が「プログラム的思考を中心とした情報活用能力の育成」と題して講演。つくば市内の小学校における取組事例を紹介したほか、「情報活用能力の育成にかかる教科等横断的な教育課程の編成」をテーマとした実践発表・演習を展開した。

　このあと、網走市立中央小学校の佐藤拓教諭がプログラミング教育にかかわる実践発表を行ったほか、実践交流として、取組の進ちょく状況と今後の取組について確認した。

(道・道教委 2019-09-26付)