道内５ヵ所で農業高食彩フェア　販売などで教育内容ＰＲ　道高校長協会農業部会

（関係団体 2019-10-10付）

　道高校長協会農業部会（廣瀨之彦部会長）は５日、道内のイトーヨーカドー５店舗で「さんフェア２０１９農業高校食彩フェア」を開いた。アリオ札幌店会場では、岩見沢農業高校など１０校から生徒９２人が参加。野菜類や加工品など生徒が生産した商品を販売したほか、ジャムづくりやフラワーアレンジメントなど様々な体験教室を実施し、来場者に農業高校の教育内容をＰＲした。

　農業高校食彩フェアは、農業高校の教育内容を広く道民にＰＲするとともに、地域と密着した農業教育を実践し、将来の「食」と「観光」産業のスペシャリスト養成を図ることを目的に平成１７年度から実施しているもの。今回で１５回目を数える。

　本年度は、アリオ札幌店、イトーヨーカドー函館店、旭川店、帯広店、北見店の５店舗で開催。うち、アリオ札幌店では、岩見沢農業、新十津川農業、当別、美唄尚栄、余市紅志、静内農業、倶知安農業、真狩、留寿都、壮瞥の高校１０校から生徒９２人が参加した。

　会場には「食」と「彩」の２つの販売コーナーや、「見て、やって、味わって楽しむ」体験・実演コーナーを設置。

　「食」の販売コーナーでは、ジャガイモ、タマネギなどの野菜類９０品目、米９品目、牛乳、ソーセージなどの加工品４８品目など、生徒たちが生産した商品を店頭いっぱいに並べた。

　「彩」の販売コーナーでは、シクラメンや寄せ植えなどの針花等２４品目を陳列。生徒たちは大きな声で接客し、来場した地域住民や観光客などに対して熱心に商品を売り込んでいた。

　体験・実演コーナーでは、ジャムづくりやケーキデコレーション体験のほか、フラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーをガラス瓶に飾り付けるハーバリウムづくり体験などを実施。多くの家族連れでにぎわった。

(関係団体 2019-10-10付)