札幌市小学校長会が来年度　専門部　６部体制に改編　指導性や経営ビジョンなど研究

（関係団体 2019-10-10付）

　札幌市小学校長会（佐藤裕三会長）は来年度、学校経営の軸をより確かなものとするため、組織改革を行う。専門部体制を７部から６部に変更。すべての部で、校長の指導性や経営ビジョン、リーダーシップを明らかにする研究を推進する。

　校長会はこれまで、市の教育施策との関連や今日的な課題に対応した研究を目指し、組織の在り方について検討。専門部研究のほか、札幌市学校教育の重点、全国連合小学校長会・道小学校長会の研究の視点から、今後の研究内容として、①学ぶ力の育成②豊かな心の育成③健やかな体の育成④学びの支援⑤情報・施設、安全・危機管理⑥働き方改革、教頭・職員の人材育成、メンタルヘルス―の６点が挙がった。

　このため、来年度、専門部体制を７部から６部へと移行する。名称は検討中だが、「学ぶ力育成部」「豊かな心育成部」「健やかな体育成部」「学びの支援部」「教育環境部」「人材育成部」とする予定。６部において、校長の指導性と役割を明らかにする研究を推進していく。

　また、これまで専門部が担当していた親睦的行事の企画運営・セカンドキャリアに関する業務などを研究内容から切り離す予定。その業務については、今後担当などを検討していく。

　２年間の研究推進サイクルについては、２月に研究発表するグループと１０月に研究発表するグループのサイクルを変更。それぞれのグループが隔年で研究発表することで、協議を通して互いの研究を深め、共同性を高める。

(関係団体 2019-10-10付)