人材育成へ知見高め　１００人参加し研究大会開く　空知教頭会

（関係団体 2019-10-18付）

講演や演習・協議などを通して理解を深めた

　【岩見沢発】空知教頭会（松野岳彦会長）は８月上旬、岩見沢市内のホテルサンプラザで研究大会を開いた。管内の教頭・主幹教諭約１００人が参加。研究主題に「豊かな人間性と創造性をはぐくむ学校教育」を据え、サブテーマを「ふるさと空知を拓く児童生徒の学びの環境の充実」と設定。講演や演習・協議を通して有効な人材育成の手法などについて理解を深めた。

　人材育成に関する知見を得るとともに、具体的な手法について検討し、実効性のあるプランを作成することで、学校組織をマネジメントし、資質・能力を向上させることが目的。

　はじめに、松野会長があいさつ。

　研修の重点が人材育成であることを強調した上で、「人材育成はどのような戦略を立てて取り組むかが重要」と訴えた。

　空知教育局の竹林亨局長と空知管内市町教育委員会教育長会の三角光二会長が来賓あいさつ。竹林局長は課題先進地は課題解決先進地になり得るとし、「管内の学校が“課題解決の先進校”となることを目指して研究大会を進めてほしい」、三角会長は「同僚性・協働性を築き上げることが大切」と述べ、大会の成果に期待を寄せた。

　オリエンテーションのあと、空知教育局の山下幹雄次長が「北海道の教員育成指標と人材育成」と題して講演。教員の退職者数や採用選考検査の状況を表すグラフを示した上で、「若手教員を育成することが重要な課題」と指摘した。

　続いて、空知校長会の砂川昌之会長が講話。午後からは、研修担当委員が第４研究課題中間発表を行った。

　このあと、全国共通研究課題「組織・運営に関する課題」や３ヵ年研究のまとめなどについて演習・協議した。

(関係団体 2019-10-18付)