札教研事業秋の研究集会―札幌市教委④地域の生活を楽しむ(関係団体 2019-10-21付)
生徒一人ひとりの実態に即した教材・教具を用意した
札幌市教委は16日、令和元年度札幌市教育研究推進事業(=札教研事業)秋の研究集会を市内各校で開いた。小・中学校、中等教育学校、特別支援学校の教職員が、各研究部で協議・実践交流等を展開。資質の向上に努めるとともに、各学校の教育の充実・向上を図った。5会場の様子を紹介する。
◆西区小・中特別支援研究部 陵北中
西区小・中合同特別支援教育研究部会の会場となった陵北中学校(黒澤敏行校長)では、同校の長沼義明教諭が総合的な学習の時間「風土マイレージをためよう~ミャンマー∞(エイト)プロジェクト~地球編」を指導。長沼教諭は、ミャンマーの学校との交流に向け、地域の生活を楽しむ行動を考える活動に取り組むなど、他者と主体的にかかわることができるよう授業を展開した。
同部は研究テーマ「特別支援教育における“主体的・対話的で深い学び”とは何か」のもと、研究を進めている。
公開授業は25時間扱いの19時間目。長沼教諭は、本時の目標を「学級の仲間の意見への関心をもち、自己の生活を積極的に振り返りながら、地域で新しく行うことを考える活動に、主体的・自律的に取り組むことができる」などと設定。また、生徒16人の個別の教育支援計画の目標関連項目を踏まえて、それぞれ個別目標も設定した。
単元では、ミャンマーにあるメアリーチャップマン聾学校との交流に向け、札幌とミャンマーの気候や生活の違いなどを学習している。
この日、長沼教諭が中心となって指導に当たったほか、3人の教諭が生徒の補助に当たった。
メアリーチャップマン聾学校に絵や手紙を届けるなど、目標を確認した上で、「地域の生活をより楽しむ行動を考えよう」と書かれた課題を掲示した。
北海道とミャンマーで撮影した同じようで違う写真を見せるなど、地域間の抵抗をなくし、より思考を促す授業を展開した。
地域生活の新たな考え方や行動を検討する活動に当たっては視覚的に集中させる教材を用意。生徒の実態に応じて言語や視覚情報などの活用を調整した。
自身の考えをよりスムーズに仲間と共有させた。
(関係団体 2019-10-21付)
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