【解説】高卒就職内定　９月末４０・４％

（解説 2019-11-08付）

　道労働局は、令和２年３月新規高校卒業者の求人・求職状況（９月末現在）をまとめた。９月１６日から採用選考・内定が始まり、就職内定者数は前年同月比３・３％増の２９６８人。就職内定率は２・１ポイント上昇し４０・４％となった。未内定者数は５・２％減の４３８０人となっている。

　道労働局のまとめによると、求職者数７３４８人の男女別は、男子が３９５４人、女子が３３９４人。対して、道内求人数は１万７６５７人で２・１％の増。全道２０地域のうち、１２地域で前年同月を上回った。

　道内求人倍率は２・４０倍で０・０９ポイント上昇。前年同月の２・３１倍を０・０９ポイント上回り、過去最高となった。

　地域別では、留萌が０・８６ポイント増の２・６２倍、岩内が０・７５ポイント増の２・４８倍、稚内が０・５８ポイント増の３・０５倍、帯広が０・４７ポイント増の２・５８倍など。２０地域のうち、１４地域で前年同月を上回っており、全地域で１・０倍を上回っている。

　就職内定者数は３・３％増の２９６８人。うち、男子は０・８％増の１７５９人、女子は７・３％増の１２０９人だった。地域別では２０地域のうち、札幌、旭川、小樽など１０地域で前年同月を上回った。

　就職内定率は４０・４％と２・１ポイント上昇。男女別では男子が４４・５％で１・５ポイント、女子が３５・６％で２・８ポイント前年同月を上回った。

　未内定者数は５・２％減少し４３８０人。男女別では男子が２１９５人で５・１％、女子が２１８５人で５・２％減少となった。

　未内定者のうち、道内の就職を希望している生徒は４１０７人（男子１９９０人、女子２１１７人）で、未内定者全体の９３・８％（男子９０・７％、女子８６・９％）を占めた。

(解説 2019-11-08付)