道教委ふるさと教育等実践交流会 本物の魅力を伝えて 基調講義で新保理事長(道・道教委 2019-11-18付)
子どもにふるさとへの自信と誇りをもたせる大切さを説いた
道教委は15日、札幌市内の道自治労会館で令和元年度道ふるさと教育・観光教育等実践事例交流会を開いた。特定非営利活動法人ほっかいどう学推進フォーラムの新保元康理事長が「地域への理解と愛着を深める教育活動」と題して基調講義。北海道の本物の魅力を再確認し、教育活動に生かすことや、北海道の子どもにふるさとに対する自信と誇りをもたせる必要性を説いた。
交流会の目的は大きく2つ。
1つは、道ふるさと教育・観光教育等推進事業の指定校が、ふるさと教育・観光教育等の意義、北海道に対する理解と愛着を深める教育活動の在り方について共通理解を図ること。
2つめは、各地域で中核となって道徳教育を推進することが期待される教諭等が郷土に対する愛着や誇りを育む道徳教育の在り方について理解を深めること。
事業実践校・協力校の教諭など約90人が参加した。
義務教育課の木谷研介主任指導主事が道内のふるさと教育の現状などを説明したあと、新保理事長が「地域への理解と愛着を深める教育活動」と題して基調講義した。
新保理事長は、北海道の本物の魅力を知り、教育活動に生かすことや、北海道の子どもにふるさとに対する自信と誇りをもたせる必要性を指摘。大人が北海道の歴史や文化、多様な魅力を知り、現代の子どもたちに伝えていく大切さを説いた。
講義後には「北海道に対する理解と愛着を深める教育活動」をテーマにシンポジウムを行ったほか、ふるさと教育・観光教育と道徳教育の2部会に分かれて協議。各学校・地域における教育活動について意見を交わした。
このあと、文化庁国立アイヌ民族博物館設立準備室の奥山英登研究員がふるさと教育・観光にかかわる施設の活用について情報提供。アイヌの人たちの歴史・文化などにふれながら、来年4月に開設する民族共生象徴空間ウポポイの活用促進を呼びかけた。
(道・道教委 2019-11-18付)
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