全国学力調査北海道版結果　各管内状況　Ｎｏ．９　留萌

（道・道教委 2019-11-19付）

留萌管内の平均正答率　小学校（クリックすると拡大表示されます）

◆学校と児童　意識の差に課題　小学校

【学校数１６校、児童数３０２人】

▼分析

　児童の姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のＰＤＣＡサイクルの確立をよくしている学校の割合は６８・８％であり、全国および全道を上回っている。

　授業では、児童は、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組むことができていると思う学校の割合は６８・８％、授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいた児童の割合は３３・４％であり、ともに全国および全道を上回っている。

　普段（月～金曜日）、１日当たり１時間以上勉強している児童の割合は５８・９％で、全国を下回っており、課題である。

▼改善の方向性

　各種調査の結果から自校の課題を分析し、ＰＤＣＡサイクルを確立している学校は約７割にとどまっていることから、すべての学校において、自校の課題を分析し、評価・改善の方策を明確にして、組織的・継続的に取組を進める必要がある。

　学校と児童の意識の差が大きく、学校の取組が児童の学びの姿につながっていないことから、児童が学びの変容を自覚できる場面を具体的に設定するなど授業改善を行う必要がある。

　自校の学力の状況や取組の成果と課題について保護者や地域住民と共有し、学習習慣も含めた生活習慣の確立に向けた取組を進める必要がある。

◆学習・生活習慣の確立必要　中学校

【学校数１０校、生徒数２９５人】

▼分析

　生徒の姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連のＰＤＣＡサイクルの確立をよくしている学校の割合は５０・０％であり、全国を上回っている。

　授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいた生徒の割合は２３・６％、授業では、課題の解決に向けて自分で考え、自分から取り組むことができていると思う学校の割合は１０・０％で、いずれも全国を下回っており、課題である。

　普段（月～金曜日）、１日当たり１時間以上勉強している生徒の割合は５０・４％で、全国を下回っており、課題である。

▼改善の方向性

　各種調査の結果から自校の課題を分析し、ＰＤＣＡサイクルを確立している学校は５割にとどまっていることから、すべての学校において、自校の課題を分析し、評価・改善の方策を明確にして、組織的・継続的に取組を進める必要がある。

　生徒が、単元を通して、見通しを立てたり、振り返ったりして、学びの変容を自覚できる場面を設定するなど、学校全体で授業改善を図る必要がある。

　自校の学力の状況や取組の成果と課題について保護者や地域住民と共有し、学習習慣も含めた生活習慣の確立に向けた取組を進める必要がある。

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(道・道教委 2019-11-19付)