岩見沢で道公教第４ブロック研修会　より良い学校運営へ交流　元道教委・村田氏講演も

（関係団体 2019-11-19付）

約１１０人が参加した

　【岩見沢発】道公立学校教頭会（＝道公教、安田仁昭会長）は１５日、岩見沢市内のホテルサンプラザで第４ブロック研修会を開いた。研究主題「豊かな人間性と創造性を育み未来を拓く学校教育～豊かな心とたくましく生きる力を育む　活力ある学校づくりの推進」のもと、約１１０人が参加。全体会、ブロック内交流、元道教委教育指導監の村田政孝氏による講演などを通して、より良い学校運営に向けて研鑚を積んだ。

　第４ブロック教頭会の代表が相互の連携を深め、組織強化を図るとともに、各教頭会の研修組織上の諸問題について情報交換することで、資質・能力の向上を図ることが目的。空知をはじめ胆振・日高管内の教頭会役員などが参加した。

　冒頭、安田仁昭会長に代わり西村貴史事務局次長があいさつ。道公教設立の背景にふれ、ことし９月下旬に行われた研究大会における第４ブロックの協力に謝意を示した。

　また、全国公立学校教頭会（＝全公教）の動向を報告したほか「研修会が教頭の職能の向上につながり、第４ブロックの活動のさらなる充実・発展を祈念する」と述べた。

　空知教頭会第４ブロック長で空知教頭会の松野岳彦会長は、「各地区教頭会の横のつながりに加え、第４ブロック内の３地区教頭会の斜めのつながり、全公教との縦のつながりなど、多方向のつながりを強化し、教頭同士の同僚性の輪を広げる貴重な機会。実り多い研修の場としてほしい」と期待した。

　来賓祝辞では、空知教育局の泉山浩幸義務教育指導監、岩見沢市教委の嶌野郁夫指導室長が登壇。

　泉山義務教育指導監は「ゴールを明確に“学校運営ビジョン”をもって総合的業務に取り組んで」、嶌野指導室長は「５年、１０年先のことを考え、子どもや教職員にプラスとなるよう舵を切って」とそれぞれ呼びかけた。

　全体会に移り、西村事務局次長が事務局報告として会務報告を行ったほか、研修部や組織部、調査部などから代表者が報告を行った。

　続いて、３地区混合編成のグループごとにブロック内交流を実施。①教育課程に関する課題②組織・運営に関する課題③教職員の専門性に関する課題―の３つについて、それぞれの管内と比較しながら話し合った。

　講演では、村田氏が「月の輪熊八」として落語を披露。演題「笑いは智から」で参加者の笑いを誘い、後半の講話では笑うことの大切さなどを伝えた。

(関係団体 2019-11-19付)