【解説】各地でインフルエンザ流行(解説 2019-12-02付)
道感染症情報センターによると、11月11~17日(第46週)のインフルエンザの定点当たりの患者報告数が4・60となり、流行開始の目安の1・00を大きく上回った。八雲保健所管内と帯広保健所管内で注意報レベルを超えたほか、江別保健所など計14保健所管内が1・00以上を記録。札幌市など計12保健所管内からインフルエンザ疾患などによる学級閉鎖などの報告があった。
国立感染症研究所によると、インフルエンザの発生は毎年11月下旬から12月上旬ころ。翌年の1~3月ころに患者数が増加し、4~5月にかけて減少していく傾向にあるという。
ことし第46週の定点当たり患者報告数は1・84で、前週の定点当たり報告数に比べ0・81ポイント増加した。
都道府県別報告数をみると、北海道(4・60)、鹿児島県(3・71)、秋田県(3・67)などの順に高い。全国で警報レベルを超えている保健所地域はなく、注意報レベルを超えている保健所地域は1都1道6県で計9ヵ所だった。
道感染症情報センターの発表によると、本道の第46週における定点当たりの報告数は4・60で、流行開始の目安の1・0を大きく上回った。
また、江別保健所など計14保健所管内で1・00以上を記録。特に八雲が17・00、帯広が15・09で注意報レベルに達した。
インフルエンザ疾患などによる学級閉鎖等の報告があったのは札幌市保健所や帯広保健所など12保健所管内。
学年閉鎖があった学校等は、幼稚園1園、小学校1校、中学校2校、高校1校、学級閉鎖は、幼稚園1学級、小学校17学級、中学校1学級となった。
インフルエンザによる欠席者数は幼・小・中・高合わせて428人だった。
(解説 2019-12-02付)
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